大腸がん医療連携セミナー

消化器疾患カンファレンス

当院の病理診断をお願いしている渡邉 英伸先生、副院長の吉田 俊太郎先生が講演致しました

特別講演1 座長:豊島 治

『内視鏡クリニクル・プラクティス』 演者:吉田 俊太郎先生

特別講演2 座長:西澤 俊宏先生

『自己免疫性胃炎と潰瘍性大腸炎』     演者:渡邉 英伸先生

大変勉強になる素晴らしい講演でした。お疲れ様です!西澤 俊宏、座長有難うございました!

2020年11月18日

消化器疾患カンファレンス20201118 プログラム(案)_000001 修正DSC_1213-1 IMG_3477-1 IMG_3484-1 IMG_3481-1 IMG_3486-1 IMG_3494-1 IMG_3489-1 IMG_3501-1 IMG_3497-1 IMG_3509-1 IMG_3513-1

Japan Digestive Disease Week 2020 [JDDW 2020 KOBE]|第28回 日本消化器関連学会週 ②

当院院長がJDDW 2020 KOBEにて講演してまいりました。

2020年11月7日(土)

ワークショップ16(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器がん検診学会)
(JGES Core Session) 炎症性疾患における最先端の内視鏡診療- H.pylori関連胃炎(胃炎の京都分類改訂を踏まえて)

【演題】京都分類スコアのH. pylori感染と胃癌リスクとの関連性

[演者] 豊島 治:1,2
[共同演者] 西澤 俊宏:1,3, 小池 和彦:2
1:とよしま内視鏡クリニック, 2:東京大・消化器内科, 3:国際医療福祉大三田病院・消化器センター

【目的】京都分類スコアは内視鏡所見より胃癌リスクを評価することを目的としている. 好中球活動の胃内分布, ABC分類(血清ペプシノゲンとH. pylori (Hp)抗体の組合せ), 胃癌関連一塩基多型(SNP) Prostate Stem Cell Antigen (PSCA)は胃癌リスクと, Hp抗体はHp感染と関連している. Updated Sydney systemによる好中球活動スコアの胃内分布, ABC分類, PSCA SNP, Hp抗体価が京都分類スコアに及ぼす影響を調べた. 【方法】当院で上部消化管内視鏡を受けた症例を対象とした(除菌後の患者は除外). 好中球活動の分布にて非活動, 前庭部優位, 汎活動, 体部優位に, ABC分類にてA, B, C, D群に, PSCA SNPにてCC, CT, TT genotypeに, Hp抗体価にて3未満, 3-9.9, 10-49.9, 50U/mL以上に患者を分けた. 【成績】検討1は323人(平均50歳, 男51%)が, 検討2は874人(平均48歳, 男38%)が登録された. 検討1. 京都スコアは非活動<前庭部優位<汎活動<体部優位の順に上昇, ABC分類ではA群は他群より低く, PSCA SNPではCT+TTがCCより高かった. 検討2. 京都スコアはHp抗体価では3未満<3-9.9<10.0-49.9, 50U/mL以上の順に上昇した. 【結論】京都分類スコアは他の胃癌リスク分類, リスクマーカー, 及びHp抗体と矛盾なく連動していた.

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Japan Digestive Disease Week 2020 [JDDW 2020 KOBE]|第28回 日本消化器関連学会週 ①

当院にご勤務頂いている西澤先生(水曜日:胃・大腸内視鏡担当)が、JDDW 2020 KOBEにて誌上発表されました。

2020年11月7日

デジタルポスターセッション

大腸鏡におけるベルト型腹部圧迫デバイスの効果:メタ解析

[演者] 西澤 俊宏:1,3
[共同演者] 鈴木 秀和:2, 樋口 肇:1, 海老沼 浩利:1, 豊島 治:3
1:国際医療福祉大三田病院・外科・消化器センター消化器内科, 2:東海大付属病院・消化器内科, 3:とよしま内視鏡クリニック

【背景および目的】大腸鏡におけるベルト型腹部圧迫デバイスの効果を検討したランダム化比較試験がいくつかあるが,結果は一貫していない.最近我々もランダム化比較試験を実施したが,腹部圧迫ベルトは挿入時間を短縮する傾向にあるものの,統計学的有意差には達しなかった(P=0.069, JGH open, 1-5, 2019).今回我々は,大腸鏡における腹部圧迫ベルトの効果を検討したランダム化比較試験についてメタ解析を行った.【方法】PubMed, Cochrane Library,Web of Science,医学中央雑誌において“大腸鏡”および“コルセット,包帯もしくは腹部圧迫デバイス”の検索ワードを用いて論文検索を行い,その中から適切なランダム化比較試験を精選した.選択基準を満たした研究データから,挿入時間の加重平均差,および体位変換と腹部圧迫の頻度における統合オッズ比を変量効果モデルで算出した.【結果】ランダム化比較試験5件が採択された.ベルト型腹部圧迫デバイスはコントロールに比較して有意に挿入時間を減少させた(加重平均差 -1.31, 95%信頼区間: -2.4~-0.23, P=0.02).ベルト型腹部圧迫デバイスはコントロールに比較して有意に体位変換の頻度を減少させた(統合オッズ比 0.30, 95% 信頼区間: 0.22~0.41, P < 0.001).また,ベルト型腹部圧迫デバイスは有意に腹部圧迫の頻度を減少させた(統合オッズ比 0.35, 95% 信頼区間: 0.17~0.70, P = 0.003).【結論】ベルト型腹部圧迫デバイスは大腸鏡挿入時間および腹部圧迫の頻度を減少させる.