東京大学病院様より、医療連携に関する感謝状をいただきました。
胃がん大腸がんをはじめとする病気の『早期発見』『早期治療』につなげるべく、
今後も精度の高い『やさしいい内視鏡検査』を提供できるよう尽力いたします。
南江堂様より院長の書籍、
3月1日に出版されました。医療従事者向けの内視鏡マニュアルです。
4万件の検査実績をもとに診療上で役立つ知識を盛り込んでおります。
医療従事者向けの専門誌になりますがご興味のある方はぜひご覧ください。
https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524249954/
当院にご勤務頂いている西澤先生(水曜日:外来・内視鏡担当)の『内視鏡後滞在時間』に関する論文がClinical Endoscopy(インパクトファクター1.840)にアクセプトされました。
『内視鏡後の病院滞在時間が、鎮静使用で40分程延長すること、滞在遅延のリスク因子が、高齢、女性およびミダゾラム用量であること』を今回報告させていただきました。
リカバリールームも含めた内視鏡室の効率的な運用を考えるうえで、拡大傾向にある内視鏡業界に一石を投じるものになればと思います。また『昨今のコロナ禍において、内視鏡診療をスムーズに進めていくには内視鏡室の3密を回避する必要があり、高齢者における鎮静剤の最小限使用』も提言させていただきました。感染対策の一助になれば幸いです。
2021年1月5日
当院院長がJDDW 2020 KOBEにて講演してまいりました。
2020年11月7日(土)
ワークショップ16(消化器内視鏡学会・消化器病学会・消化器がん検診学会)
(JGES Core Session) 炎症性疾患における最先端の内視鏡診療- H.pylori関連胃炎(胃炎の京都分類改訂を踏まえて)
【演題】京都分類スコアのH. pylori感染と胃癌リスクとの関連性
当院にご勤務頂いている西澤先生(水曜日:胃・大腸内視鏡担当)が、JDDW 2020 KOBEにて誌上発表されました。
2020年11月7日
大腸鏡におけるベルト型腹部圧迫デバイスの効果:メタ解析 |
2019年10月にJournal of Clinical Biochemistry and Nutrition(インパクトファクター2.190)から出版されました当院からの論文をご紹介します。
Title:『Adverse events associated with bidirectional endoscopy with midazolam and pethidine』
(上部・下部消化管内視鏡同日施行(ミダゾラムとペチジンを用いた)の合併症)
Authors:
Nishizawa T, Sakitani K, Suzuki H, Takeuchi M, Takahashi Y, Takeuchi K, Yamakawa T, Yoshida S, Hata K, Ebinuma H, Koike K, Toyoshima O
Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition DOI: 10.3164/jcbn.19-73
要旨
上部・下部視鏡はリカバリー時間と手技関連コストを減らすと報告されている。ミダゾラムとペチジンを使用した上部・下部同日内視鏡と下部内視鏡のみの安全性は未だ評価されていない。我々はとよしま内視鏡クリニックでミダゾラムとペチジンを用い上部・下部同日内視鏡あるいは下部内視鏡のみを行った連続する1202名の患者を見直した。内視鏡法(上部下部対下部のみ)と関連する臨床的特徴と合併症を比較した。更に、年齢・性別・鎮静剤使用・ポリープ摘除の併症への影響を多変量ロジスティック回帰分析を行った。上部・下部同日内視鏡群はペチジンとミダゾラムの投与量が多く、低酸素と内視鏡後悪心の率が高かった。多変量解析では、年齢(オッズ比1.1, P<0.001)とペチジン使用 (オッズ比4.3, P=0.003) と上部・下部同日内視鏡 (オッズ比3.7, P<0.001) が独立して低酸素と関連していた。多変量解析で、女性 (オッズ比10, P=0.027) と上部・下部同日視鏡 (オッズ比6.1, P=0.022) は独立して内視鏡後悪心と関連していた。結論として、上部・下部同日視鏡は高齢者のペチジン使用による低酸素を、女性の内視鏡後悪心を増やす可能性がある。