NBI内視鏡とは

NBI内視鏡とは

①NBIとは
NBIとはnarrow band imagingの略である。内視鏡スコープの操作部についたボタンを押し、特殊な光(狭帯域光=スペクトル幅の狭い光)を内視鏡の先端より発することにより、粘膜の模様を強調する画像を得る観察方法である。通常の光による観察に加え、スクリーニング検査の際にも簡易に切り替えて使用することができる。早期がんや、ポリープなどの診断に有効である。
当院はNBI内視鏡システムを設備しております。

②胃カメラにおけるNBIの役割
食道早期がんの発見に大きく貢献。
従来は、早期食道がんの診断はヨードによるの色素撒布法が用いられていた。食道の色素撒布にはチューブを挿入する必要があり、通常の観察で病変が認められた場合のみに行われていた。NBIの場合はボタンひとつで切り替えられるため、通常のスクリーニング内視鏡検査の際も可能であるため、早期食道がんの発見に大きく貢献していると考えられる。
表在性食道がんの90%はNBIでbrownish areaとして捉えることができる。

③大腸内視鏡におけるNBIの役割
大腸ポリープの種類を鑑別するのに有効
大腸良性ポリープの中で、腺腫はNBIでbrownishに、そして過形成性ポリープはbrownishではなく捉えられることが多い。腺腫は切除する、また、過形成性ポリープは経過観察するものなので、NBIによる観察は切除するべきかどうかの判断材料となる。
大腸内視鏡では、NBI法も有効だが、早期がんや腺腫の発見率を向上させるという意味において、従来のインジコカルミン色素撒布による色素内視鏡法も大変重要な検査方法であることは強調しておきたい。