当院における“患者にやさしい内視鏡”とは
①苦痛の少ない内視鏡
②見逃しの少ない精密な内視鏡
のことであります。
A.胃内視鏡
①苦痛の少ない内視鏡
静脈麻酔を使用し、嘔吐反射の強い方でも苦痛が少なく内視鏡を受けることができます。
鼻からの内視鏡も、多少精度は落ちますが、話をしながらできますので、リラックスして受けられます。
②見逃しの少ない精密な内視鏡
ピロリ菌を積極的にチェックし(尿素呼気試験など)、ピロリ菌を撲滅することで、胃粘膜がきれいになり、早期に病変を発見することを可能にしております。当院では除菌後癌の症例が大変多くなっております。
超早期癌を発見する工夫として色素散布やNBIシステムを使用し、積極的に粘膜の一部を採取し顕微鏡検査をします。
麻酔を使用する場合、ハイビジョン機器を使用することができ、より精密な検査となります。
B.大腸内視鏡
①苦痛の少ない内視鏡
静脈麻酔を使用し、腸の癒着や屈曲が強い方でも、苦痛が少なく内視鏡を受けることができます。
②見逃しの少ない精密な内視鏡
全大腸に色素散布を行い、大腸ポリープの発見率を向上させております。
当院の大腸腺腫の発見率は下記のごとく大変高率です。大腸腺腫を切除することにより大腸がんを予防することが可能です。
当院での大腸腺腫発見率
30歳代 28.6%
40歳代 44.1%
50歳代 59.2%
60歳代 68.6%
70歳代 72.7%