今般の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に関して、消化器内視鏡診療の実施については、国・厚労省の方針や各施設の状況等を考慮した対応が求められています。令和2年4月16日に発出された新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言は、幸いにも、最近の新たな感染者数の減少傾向や、重症者に対応できる医療提供体制が整いつつあること等から、5月25日にはすべての都道府県で解除されました。また、これまでに内視鏡診療を介した内視鏡従事者及び被検者間の感染は世界的にも報告されていないことからも、適切なトリアージと確実な感染防護策をとって頂ければ、検診を含む通常消化器内視鏡診療の再開は可能と考えます。
日本消化器内視鏡学会ホームページ:https://www.jges.net/medical/covid-19-proposal