ピロリ菌についてのエッセンス
胃がんの原因はピロリ菌
〜〜〜ピロリ菌をチェックし、除菌しましょう〜〜〜
- ピロリ菌は胃がんの発がん物質である
胃がんの患者さんのほとんどに、胃の中にピロリ菌がいます。ピロリ菌は慢性胃炎を起こし、胃がんを発生するといわれております。また、ピロリ菌の除菌は胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃ポリープの予防効果があると分かっております。
- ピロリ菌の検査方法
ピロリ菌の検査法の中で最良な方法は便中ピロリ菌抗原検査です。これは検便検査で、指定の容器で便を採集し提出します。
- ピロリ菌の除菌
ピロリ菌の除菌は1週間薬(胃薬と抗生剤2種類)を飲みます。除菌成功率は70%です。除菌後3ヶ月以上経ってから再度ピロリ菌の検査をして判定します。副作用は下痢、発疹等が時々見られます。副作用出現時は速やかに主治医と相談して下さい。
- ピロリ菌検査・除菌の費用
ピロリ菌の検査や治療において、健康保険が適応されるのは胃潰瘍、十二指腸潰瘍がある場合です。それ以外の方は自費診療となります。
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便中ピロリ菌抗原検査 |
4000円 |
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| ピロリ菌除菌治療 |
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ピロリ菌とは
正式名称は『ヘリコバクター・ピロリ』といいます。胃の表面にいる細菌です。
胃の中は古来より無菌と信じられてきておりましたが、20年ほど前に胃の中に菌がいることが分かりました。発見した人はこのたびノーベル医学賞を受賞しました。
日本人では60歳以上となると感染率が高く、半数以上の人が感染しており、慢性胃炎を引き起こしております。30歳以下の人となるとかなり感染率は低く珍しいです。
ピロリ菌は胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因になることは以前より判明しておりましたが、最近では胃がんの原因にもなることが分かりました。
感染経路は現在不明です。土の中にピロリ菌はいて、何らかの理由があり口から感染されると考えられます。
ピロリ菌の検査
現在良く使われているピロリ菌の検査としては以下のものがあります。
@内視鏡下生検法による病理検査(内視鏡でピロリ菌の多く生息する部位を採取し、顕微鏡で直接ピロリ菌の菌体を見ます)
A内視鏡下生検法によるウレアーゼ試験(内視鏡でピロリ菌の多く生息する部位を採取し、特殊な薬剤に浸し反応を見ます)
B便中ピロリ検査(便を採取し検査します。精度が高い割りに簡便です)
C尿素呼気試験(吐いた息で検査します。精度の高い検査です)
D血液中抗ピロリ抗体(血液中のピロリ菌に対する蛋白を測定します。他の血液検査と同時にできるメリットがあります)
ピロリ菌の治療
PPIという胃・十二指腸潰瘍の薬と2種類の抗生剤を一週間内服します。50〜60%の方が除菌に成功します。2回まで保険適用を受けられます。副作用は2割ほどの方に下痢が出現します。
胃がんとピロリ菌
ピロリ菌は胃がんに対する発がん物質であり、可能な限り除菌した方が好ましいです。ピロリ菌は胃に住み着くと、慢性的に粘膜を傷つけ萎縮性胃炎を起こします。長期に感染すると、胃の粘膜が腸化する化生性胃炎となり胃がんを起こすというモデルが推定されております。ピロリ菌による発がんは比較的良性のものが多く、悪性度の高いスキルス胃がんはピロリ菌とは別の発生過程によるものとされています。
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