抗p53抗体の出現とp53遺伝子の変異は非常に高い相関があることが示されている。正常細胞にはp53蛋白質はごく微量しか存在しませんが、p53遺伝子に突然変異が生じることにより半減期が延長し、変異p53蛋白質が細胞核内に蓄積することが示唆されている。
抗p53抗体の出現は腫瘍細胞におけるp53遺伝子の突然変異あるいはp53蛋白質の細胞内への蓄積の結果であることが予測されている。
p53遺伝子の突然変異は癌化の初期に起こることが推測されていることから、p53遺伝子の突然変異と相関の高い抗p53抗体を検出することにより早期癌の診断が可能になることが考えられる。
抗p53抗体は早期食道癌でも高い陽性率を示す。
臨床上有用であると考えられます。
〜 腫瘍マーカー(陽性率) 〜
1.食道がん
- 単独測定−p53抗体(33%)、SC C(30%)
- 2項目測定−p53抗体+SCC(52%)
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2.大腸がん
- 単独測定―p53抗体(19%)、CEA(35%)、CA19-9(19%)
- 2項目測定−p53抗体+CEA(48%)、CEA+CA19-9(38%) p53抗体+CA19‐9(38%)
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3.乳がん
- 単独測定―p53抗体(20%)、CEA(20%)、CA15-3(15%)
- 2項目測定―p53抗体+CEA(40%)、CEA+CA15-3(35%) p53抗体+CA15-3(30%)
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